スタッドレスタイヤってどんなもの?
昨日、1月6日は東京でも雪が降って街も道路も大混乱でしたね💦
特に高速道路ではあちこちで事故が発生して、一部では明朝まで通行止めになるところも…
そんな雪道を走るときには、”スタッドレスタイヤ” が有効です。
皆さん、一度はお聞きになったことのある名前だと思いますが、さて、スタッドレスタイヤとはどのようなタイヤでしょうか?🤔
スタッドレスタイヤの ”スタッド” とは鋲(スパイク)のことを指します。
そう!ベテランドライバーの方ならご存知のスパイクタイヤのスパイクです。
昔は、雪道用にタイヤにスパイクを打ち込んだタイヤがありました。
とても良くグリップして滑りにくいタイヤでしたが、スパイクが道路を削ってしまい、その粉塵が人体に影響するという弊害があり、1991年に指定地域以外では使用禁止となる法律が施行されました。
この動きと平行して開発されたのが、スタッドレスタイヤです。
1982年に乗用車用が、1990年より大型車用が生産開始されました。
スタッドレスタイヤは、サマータイヤと違い低温でもしなやかさを保つゴムが使われ、トレッド(接地面)には ”サイプ" と呼ばれる細かい溝が数多く切られています。これによって、雪や凍結した路面でもタイヤが水膜を吸い上げて、雪や氷に食い込んで滑らずに走れるのです。
正しい選び方とは
さて、スタッドレスタイヤがどのようなものかお分かりいただいたところで、その正しい選び方とは?ということについてお話しします。
ひと言にスタッドレスタイヤといっても、実は様々な種類のタイヤが発売されています。
何故か?
それは、雪道の状況が場所によって全く違うからです。
東京や横浜のように年に一、二度5cm程度積もる地域と、数ヶ月間積雪が2mにもなる地域で同じタイヤを使っても機能を発揮できません。
そこで各メーカーでは、圧雪路やアイスバーンに強いモデルや降雪量が少ない地域とか高速道路で使用できるモデルなど、乗り手の目的に合わせて数種類ラインナップしています。
どのような時にスタッドレスタイヤを使いたいのか、ということを整理してから使用目的に合ったタイヤ選びをすることが大切!
それから、前項でお話ししたようにスタッドレスタイヤはサマータイヤと違い、低温の雪道を主としたゴム質で作られています。
そのため、春から夏場の乾いた高温の路面ではタイヤ表面の温度が上がり、タイヤがぐにゃぐにゃになって操縦性が低下するだけでなく、摩擦によって柔らかいトレッドが急激に削られタイヤの寿命を早めます。
スタッドレスタイヤは、気温が下がった降雪や路面凍結の時期に合わせて交換し、シーズンが終わったら速やかにサマータイヤに交換することがタイヤを長持ちさせる秘訣!
間違っても、
”面倒くさいからタイヤ交換しないでいたら、また雪の季節になっちゃった~😅”
なんてことのないようにしっかり交換してくださいね😉
交換後の保管について
雪のシーズンも終わり、ちゃんとサマータイヤにも交換しました。
そこで問題なのが、スタッドレスタイヤをどこに、どう保管しておくか、ということ。
タイヤは材質がゴムなので紫外線に大変弱く、また柔らかい素材のため変形しやすい性質があります。
タイヤを保管する時は、きれいに洗浄して乾燥後、紫外線を遮断するよう保管用カバーをかけ、変形防止のため専用のタイヤラックに立てて、風通しの良い冷暗所に保管する。
こんな感じですね😊
ホイールに組んだまま保管する際は、保管用カバーをかけて平積みでOKですが、その場合は時々上下のタイヤをローテーションしないと変形する可能性があります。
また、一番上のタイヤは側面やトレッドが紫外線でひび割れたりしますので、オススメしません。 タイヤ単体で裸のまま平積みしているものを見かけますが、一番下のタイヤは間違いなく変形します。
以上、スタッドレスタイヤの正しい使い方と保管方法についてお話ししました。
これから本格的な雪道シーズンになりますので、これを参考に適切なタイヤで安全なスノードライブを楽しんでください♫
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